ビンテージジーンズとレプリカジーンズ
私がファッションに興味を持ったのは、ファッション雑誌で、ビンテージジーンズと呼ばれる、リーバイス501xx(ごーまるいちダブルエックス)を精巧にレプリカとして製造する、レプリカジーンズ からでしたね。※レプリカとは、復刻版を意味する。レプリカブランドは、何処まで忠実に当時の手法を用いて再現するか、ディテール、当時のパーツを用いて本物(ビンテージ)に近づけるかで、ブランドの人気も左右される。
まずビンテージジーンズには、今の製造方法では存在しない、「ミミ」と呼ばれる生地の端まで使用している点。そのミミまで忠実に再現しているレプリカジーンズにとても興味を惹かれました。
※耳は ※生地の合わせた部分(生地の端)が、両足の外側に存在する。コインポケット裏にも赤耳は存在する。昔の製法では生地の大量生産が出来なかったため、生地の端まで無駄なく使用していました。
ビンテージジーンズは、古着であり希少価値により、とても高額。古着で、そんなに高いのは買えませんし、古着にそんなにお金を使いたくなかったんですよね。それに対して、レプリカジーンズは2万円前後で手に入る。※これでも高いかもしれませんが。あの独特のミミを使ったレプリカジーンズなら、この価格で履けるんだと思い、そこからアメカジスタイルでファッションにハマってゆきました。この時に、レプリカブランドと呼ばれるメーカー(ブランド)の存在も知りました。この出来事が服(ファッション)に興味を持った瞬間でもあります。何故、こんなにもジーンズのミミに取り憑かれたのかは不明ですけど。※現在は、アメカジスタイルは、ほとんどしてませんが、ユニクロのミミ付きのジーンズは、時々履いてますね。
レプリカジーンズで最初に興味を持ったのが「シュガーケーン」とうブランド。結局興味は持ちましたが、シュガーケーンのデニム(ジーンズ)は購入はする事はありませんでした。とても、良いレプリカジーンズなんですが、少し私の思い描いてるシルエットと違った、ただそれだけの理由なんですが。しかし、シュガーケーンは、いろんなレプリカを取り扱ってる(レプリカを製造している)事を知り、シュガーケーンというブランドにとても興味を持ちましたね。
※シュガーケーンは、さらに細分化してハワイアンの「サンサーフ」、アメカジの「チェスウィク」等あります。
このシュガーケーンは、複数のレプリカブランドを手がけている「東洋エンタープライズ」のブランドのひとつです。
スカジャンのテーラー東洋
この東洋エンタープライズの中で私が一番、好きなファッションが「スカジャン」です。刺繍の入ったジャンパーですね。
スカジャンは「テーラー東洋」と言うブランドで発売されています。
スカジャンに興味を持ったのは、東洋エンタープライズのスカジャンの刺繍の細さ、リアルさに惹かれました。イカついと思う方もいるかもしれませんが、服に興味を持ち出すと、イカつくても派手でも、そんなに気にならなくなります。あと、好きなバンドのボーカルがスカジャン着ていたのも影響を受けています。
フライトジャケットのバズリクソンズ
東洋エンタープライズが展開する、特に有名なブランドは、おそらく
フライトジャケットのレプリカを手がける「バズリクソンズ」
他にもレプリカブランドは多々ありますが、バズリクソンズは価格に対して、完成度の高いブランドです。価格は決して安いとは言えませんが、他のレプリカブランドが展開するフライトジャケットと比べると、バズリクソンズの価格帯は低い方になります。精巧かつ重みがずっしりとしていますね。あと、触った事がないような生地(素材)を使ってますね。フライトジャケットは、このような生地なんだろうかと、思わせる素材です。触った感触は厚くて硬いようなイメージです。
BEAMS×バズリクソンズ
また近年では、若者に人気のショップBEAMSでは、BEAMSとバズリクソンズとのコラボ商品も展開していますね。
BEAMS×バズリクソンズ(レディース)
一時期、BEAMSとバズリクソンズのコラボ商品欲しかったんですが、さすがバズ!価格が・・・購入に至りませんでした。
東洋エンタープライズで、私が所有してるものはスカジャンを3着、スカジャージ1着、チェスウィクのスウェット、バズリクソンズのスウェットですね。バズリクソンズのスウェットはヘビーウェイトで厚め。しっかりとした裏起毛で冬場は重宝しています。
ストリートファッション性の高いN-3B
フライトジャケットはバズを1着、次に欲しいジャケットはN-3B。
BUZZ RICKSON’S WILLIAMGIBSON COLLECTION BLACK N-3B
ストリートでもファッション性の高いデザインに惹かれてます。私に合うサイズがあればですが。しかも価格が10万円オーバー。直ぐには無理かもしれません・・・。
これと同じN-3Bモデルが、BEAMSとバズのコラボ、さらに以前ユニクロのレディースであったんですよ!ユニクロが製造してるものは、確か、お求めやすい価格で1万5000円前後だったような気がします。その時に買っておけばよかったと後悔してます。なぜなら、次の年の冬にユニクロへ足を運び、確認したらは製造されてなかったようで、また悔しい思いをしました。※BEAMSとのコラボもありませんでした。
今年は気合いでバズで揃えようかと・・・悩んでいます。
今は、それほどレプリカにこだわってませんが、今でも好きですよ。レプリカブランド、特に私は東洋エンタープライズが♪
私がこのようなファッションを好むようになったのも、好きなバンドがスカジャン着てたりしてたので、その影響もありますね。憧れの人が身につけてるものは、なぜ好きになるんでしょうかね?
東洋エンタープライズ株式会社は1965年、東京都墨田区で設立。だがその歴史は1940年代に創業した前身の会社、港商(こうしょう)商会から始まっている。戦後間もない当時、GHQによる経済活動の活発化を目論んだ政策として、日本の経済界を牛耳っていた一握りの財閥解体が行われた。それによって誕生した会社のひとつが、生地などの輸出入を行っていた「港商」である。
戦後間もない混乱の中、当時の銀座界隈には米軍将校を相手とした露店が並び、着物や帯などの日本の伝統品を土産物として欲しがる米兵で溢れかえっていた。その露店街に集まる米兵の姿を目の当たりにし、港商の社員が考案したのがオリエンタルな刺繍を施した土産物(スーベニア)としてのジャンパー。現在では「スカジャン」と呼ばれる「日本発祥の洋服」が誕生した瞬間であった。
形はアメリカ人に親しみやすいベースボールジャケットを模し、刺繍は桐生や足利の職人に依頼。当時は戦後の物資統制で絹糸の入手が難しく、生地はシルクに似た「アセテート」を使用した。港商が露店でそれらを販売すると瞬く間に人気を博す。やがてそのジャケットはPX(米軍基地内の売店)の買い付け担当者の目に止まり、日本各地の基地に納入され、その人気は海外の米軍基地にまでも及んだ。
当時の納品伝票をみると SOUVENIR JACKET(スーベニアジャケット)という商品名で記されており、スカジャンの全盛期とされる1950年代、港商は納入シェアの95パーセントを占めるほどであった。港商から始まり、現在は TAILOR TOYO(テーラー東洋)の名で半世紀以上にわたってスカジャンを作り続けている。
東洋エンタープライズ より引用
https://www.toyo-enterprise.co.jp/
サブブログにて、リアルマッコイズの記事をアップしています。